◇~3月31日までの展示替えについてはコチラ

丸山コレクション矢立煙管館について

丸山コレクションは丸山清次郎氏(1900~1982)が生涯をかけて収集した、
江戸から明治にかけての“煙管[キセル]”と“矢立[ヤタテ]”の一大コレクション。
煙管煙草入組物55点、煙管115点、矢立269点を所蔵しています。

丸山清次郎(1900~1982)は新潟県燕市に生まれ、
家業の煙管造りを手伝いながら二十歳で上京し、煙管の販売を東京で始めました。
それが今日、ライターを業とするウインドミル株式会社のはじまりとなりました。

煙管にはじまる日本の喫煙具は、やがてパイプ、シガレットケース、ライターへと発展していきます。
清次郎個人の趣味として彫金の魅力に魅せられ、
自身の商売と密接な関係のある「煙管煙草入」の金工細工には特に興味をもっておりました。
(丸山 進 ウインドミル株式会社 社長談)

『彫金の見事なものというのは、明治の初期のものに多いです。
大名お抱えの刀職人が(廃刀令によって職を求めて)流れてきて、
煙管や金具の細工に腕をふるったからです。』
『卓越した日本の金工職人によって創り出された彫金ものが、
江戸末期から明治にかけ、武士、町人にかかわらず、あらゆる階層、
あらゆる職業に持ち込まれた「きせる」に
その技量とモチーフが具現化されている。特に無名の彫金師によって創られたと思われるものに、
極めて高い技巧と独創的な意匠がほどこされたものも多く、
当時の社会的文化の豊かさを楽しませてくれる。』(丸山清次郎 談)


丸山コレクション矢立煙管館について

丸山コレクション矢立煙管館の展示内容

「煙管煙草入組物」「煙管」「矢立」の所蔵品の中から、
詳細ページで各5点ずつご紹介いたします。
写真をクリックして詳細ページをご覧下さい。
加納夏雄の彫金をはじめ、香川勝広、海野勝民等名工の金工作品
たばこ入れに見る金唐革やジャワ更紗の美しさ
幡随院長兵衛、徳川綱吉、清水の次郎長、犬養毅など著名人の愛用品が見どころ。

また、材質や状態によって定期的に展示替えを行っております。
時期によっては展示内容が異なる場合がありますので予めご了承ください。

  • 煙管煙草入組物
    煙管煙草入組物
  • 煙管
    煙管
  • 矢立
    矢立
  • 根付(ねつけ)
    根付(ねつけ)
  • 丸山清次郎の情熱
    丸山清次郎の情熱
  • 花開く江戸文化
    花開く江戸文化